商品先物取引用語集(た行)

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た行

大勢(たいせい)
相場の見通しを立てる場合に、向こう1週間から10日ぐらいを『目先』、半月から1ヵ月くらいを『中勢』、2・3ヵ月を『大勢』または『大局』といい、やや長期の見通しのことをいう。また、大勢を見通して相場をやることを『大勢張り』または『大局張り』という。
大納会(だいのうかい)
一年の最後の立ち会いのこと。[反対語] 大発会
大発会(だいはっかい)
一年の最初の立ち会いのこと。[反対語] 大納会
高値(たかね)
ある期間内の一番高い値段。[反対語] 安値
高値覚え(たかねおぼえ)
相場が反落したとき以前付けた高値が忘れられず、また高くなることを期待して仕切りが遅くなったり、少し下がったところで買い付けること。
高値つかみ(たかねつかみ)
高い相場のところを買っていること。
高値引け(たかねびけ)
前引け、大引けで最終の値段が最も高いこと。
立会い(たちあい)
取引所で売買両方の場立ちが集まって売買取引をすること。その場所を『立会場』という。
建玉(たてぎょく)
取引所において売買取引された売買約定によるもので、未決済のもの。

中心限月(ちゅうしんげんげつ)
商いが最も盛んに行われている限月のこと。一般的に、海外相場は期近が中心限月になり、国内相場は期先が中心限月となる。
提灯(ちょうちん)
自己の信念ではなく、有力な仕手の売買に同調した取引をすることをいう。このような方法により相場を張ることを『提灯張り』、そのように相場を張る人達を『提灯筋』という。

追撃売り(ついげきうり)
売り相場に成功し、市況がますます下落していくと思われるとき、更に売り物注文出して一段と売りの目的を達しようとすることをいう。
突っ込む(つっこむ)
下落傾向にある価格が、さらに急激に安くなること。
繋ぎ(つなぎ)
保険つなぎとサヤ取りの意味があり、また、保険つなぎには売りつなぎと買いつなぎとがある。
強気(つよき)
相場が将来上がると予想すること、または予想して買い建玉や注文を入れることをいう。
強含み(つよぶくみ)
先行き相場が高くなりそうな気配が感じられること。または、そのような市況の状態のことをいう。
吊上げ(つりあげ)
市況の大勢に反して不自然に買い上げて相場を高くする場合に、工作買いなどによって相場を人為的に上昇させることをいう。
つれ高・安(つれだか・やす)
特に材料がないのに他の限月、他の商品などにつられて値段が高くなること・安くなること。

ディーラー
現物市場において自己勘定で取引する個人または法人のことをいう。LMEのディーラーは米国の取引所のブローカーと同一の役割を果たす。
手掛り(てがかり)
価格が動く要因となるもの、またはなりそうなもの。
出来高(できだか)
市場において成立した売買約定の数量のことをいい、売買高とは異なる。
出来不申(できもうさず)
売買が全然成立せず、値段も付かないことをいい、『不申(もうさず)』または『できもう』ともいう。
手口(てぐち)
取引所で成立した売買の当事者およびその売買数量の状態のことをいう。
手仕舞い(てじまい)
買い建玉を転売、売り建玉を買戻しして、売買を終了させること。[同意語] 落ち
天候相場(てんこうそうば)
農作物の生育する春から秋にかけて、天候材料を背景に動く相場のこと。
天井(てんじょう)
価格がそれ以上高くならないところ。[反対語] 底
転売(てんばい)
買い約定を反対に売って売買約定関係を解消することをいう。[反対語] 買戻し

動意(どうい)
保ち合っていた相場が動き出す気配を示したときの状態、または、動こうとする気配のこと。
投機(とうき)
差金決済を前提にし、利ざやを稼ぐことを目的に取引すること。
当業者(とうぎょうしゃ)
上場商品の売買、売買の仲介、取次ぎ、生産、加工などを業務としている関連業者。
当限(とうぎり)
先物取引において受渡し月となった限月のことをいう。決済期限までの期間が一番短いもの。
特定投資家制度(とくていとうしかせいど)
金融商品取引法では、お客様を「特定投資家(プロ)」と「一般投資家(アマ)」の2つに区分して、金融商品の販売・勧誘を行うという特定投資家制度が設けられている。
弊社でのお取扱いについてはこちらをご参照ください。
途転(どてん)
方針を変えて、売り方ならば売り玉を手仕舞いし、反対に買い玉を建てること。買い方ならば買い玉を手仕舞いし、反対に売り玉を建てることをいう。
取組み(取り組み)
売りと買いとが取り組むということから、成立した建玉を『取組』といい、この未決済売買契約の数量を『取組高』という。また、会員ごとの取組高を一覧表にしたものを『取組表』または『取組高表』という。
取引単位(とりひきたんい)
取引所で取引を行う場合の売買1枚あたりの数量のこと。