受渡しについて

D-stationでの受渡しについて

商品先物取引は、値動きによって生じる損益の差額(差金)の授受のみで取引を終了させる「差金決済」と物品の授受によって取引を終了させる「受渡決済」があります。受渡による決済は、当月限納会日に受渡決済をし、受渡日に物品の授受が行われます。

受渡による決済を行う場合、買い方は納会日に現物買い付けに係る総取引金額(丸代金)を、売り方は現物(倉荷証券)を提供します。 この場合、買い方のケースを「現受け」、売り方のケースを「現渡し」といいます。尚、弊社では、「金(標準取引)」、「白金(標準取引)」のみ現物の受渡しによる決済を行っております。

  • OSEの上場商品である金または白金の倉荷証券が取引口座に入庫されている状態で、TOCOMの上場商品(エネルギー、中京石油)を取引することはできませんのでご注意ください。

ご注意
2023年10月1日より、消費税の仕入税額控除の方式として、適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入されます。
本制度の導入に伴い、 渡方(売り方)のお客様は適格請求書発行事業者に限られます。
詳細につきましてはこちらをご参照ください。

金、白金の現物受渡しの手数料

北辰物産なら現物の受渡しもこんなにお得!業界最安値水準の受渡し手数料!

弊社の受渡し手数料は1枚(※)あたり5,500円と業界最安値水準となっております。

  • 金:1,000gバー、白金:500gバー
受渡手数料
(税込)
北辰物産 A社 B社 C社
金1枚(1kg) 5,500円 18,040円 8,646円 8,580円

※2022年3月14日現在 当社調べ

現受渡しのご利用例

商品先物取引の決済方法の殆どは差金決済ですが、ここでは受渡決済の利用例をご紹介致します。

  • 金または白金現物を割安で購入したい。
  • 金または白金倉荷証券を手に入れたい。
  • 金または白金倉荷証券を売却したい。
  • 先物取引で金または白金を買ったが思惑が外れ下落してしまい、差金決済による損失を出したくないので、一先ず現受けをしたい。また、現物を受け取り、将来的に金価格または白金価格が上昇したら売却したい。

受渡しまでの流れにつきましては、下記取引例をご参照ください。

受渡供用品指定銘柄について

大阪取引所では世界各国の厳選された精錬会社の現物を受渡供用品銘柄に指定しております。
また、受渡供用品は銘柄だけでなく、重量や純度も決まっております。
(尚、現受けの場合、ブランド(銘柄)指定はできません。)


  • 1,000gバー純度99.99%以上の金地金 (通称:フォーナイン)
  • 白金
    500gバー純度99.95%以上の白金地金

受渡しのお問合せ先

現物の受渡しについてのお問合せは、下記「D-stationサポートセンター」までお願いいたします。

電話受付:平日8:00〜翌6:00お気軽にご相談下さい!
0120-282-094
メールでのお問合せ
  • 現受け
  • 現渡し

買い建玉を受渡しにより決済するまでの流れ(現受け)

買い建玉を受渡しにより決済するまでの流れ(現受け)
  • STEP1 限月を指定して買い注文を出す

    お取引口座に金または白金の買い付けに必要な証拠金(委託者証拠金)をご入金頂きます。
    お客様がお取引を希望される限月を指定して頂き、買い注文を出します。

  • STEP2 現受けの申し出をし、総取引金額を入金する

    当該限月納会月の15日(休日である場合は前営業日、以下「指定日」と言います。)14:30までに総取引金額をご入金ください。現受けを希望する旨のお申し出は、指定日の前営業日までにお願い致します。

    ご注意

    ※ ご入金頂く総取引金額及び現受けの手続きにつきましては、お客様からのお申し出を受けた後、弊社より電子メール(又はお電話)にてご連絡させて頂きます。

    ※ お客様より現受けを希望する旨の申し出がない、もしくは現受けを希望する旨のお申し出があっても、総取引金額及び受渡代金に係る消費税相当額(注)を指定日の14:30までにご入金頂けなかった場合、指定日の日中立会終了後、当該日以降の売買立会において建玉をお客様の計算において転売により処分させて頂きます。

    円滑な取引を行うため、現受けのお申し出及びご入金はお早めにお願い致します。

    (注)尚、総取引金額の消費税は納会日の清算値によって計算されますので、当社にて仮の消費税相当額〔毎月10日(休日である場合は前営業日)の清算値を基準とする。〕を計算し、総取引金額に加算した金額を預託して頂く必要があります。後日、現受けされた方には総取引金額の消費税が確定致しましたら過不足を清算させて頂きます。

  • STEP3 保有手段を選択する

    STEP2の手続きと併せて、下記の3通りの保有手段から1つ選択して頂きます。

    ・ 地金(金、白金)として出庫する。
    ・ 倉荷証券として出庫する。
    ・ 倉荷証券を証拠金として預託する。

    ご注意

    ※ 現受けし、地金又は倉荷証券としてご自宅への配送やご来店によるお受け取りをご希望されている場合におきましても、一旦お取引口座へ倉荷証券として預託されます。

    ※ 倉荷証券を証拠金として預託した場合、保管料がかかります。

    ※ 地金として出庫する場合、保管料および出庫料(330円/枚)がかかります。

    ※ 保管料は、保管時の金または白金価格によって、異なります。

    ※ 倉荷証券、地金の送料、保険料はお客様負担となります。

    ※ 現受けする地金のブランド(銘柄)指定はできません。大阪取引所にて定められた受渡供用品指定銘柄のいずれかとなります。

    ※ 金につきましては、納会日当日に、白金につきましては、納会日の翌営業日に、預かり証拠金より受渡し代金が差し引かれます。

    ※ 白金の現受けにつきましては、大阪取引所の規程により、受渡品の量目の増減の許容限度が100分の2と設定されているため、実際に受け取る地金は490~510gとなります。

  • 現物の受け取り

総取引金額の計算例

総取引金額の計算例

プレミアム・オンライン取引をご利用のお客様の場合、売買手数料は1,980円(税込)となります。

  • 消費税相当額は、納会日の清算値によって決まります。(上記の計算例では7,200円×1,000×0.1です。)

商品先物取引にかかる重要事項

商品先物取引の委託者証拠金とレバレッジにつきまして

商品先物取引は委託に際して委託者証拠金の預託が必要となり、最初に預託する委託者証拠金の額は商品により異なります。最低取引単位(1枚)当たり片建証拠金の額は、株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)が算出したVaRパラメータに基づき弊社が定めた額です。商品先物取引の取引金額(商品価格×倍率)に対する委託者証拠金の割合は常に一定ではなく、実際の取引金額は委託者証拠金の十数倍から数十倍(オプション取引を除く)という著しく大きな額になります。

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また、委託者証拠金は、その後の相場変動により追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。その額は、商品や相場の変動によって異なります。

  • 弊社ホームページ等に記載されている商品先物取引とは、商品関連市場デリバティブ取引及び商品デリバティブ取引を総称して表記しており、各売買取引に対し関係法令及び諸規則等に基づく運用及び管理を行っております。

商品先物取引のリスクにつきまして

商品先物取引は、商品先物市場の価格変動、為替相場や株式市場等が予測に反して推移した場合は、損失が生ずる可能性があり、価格変動の幅が小さくても総取引金額では大きな額の変動となる為、その変動の幅によっては損失が預託した証拠金を上回るおそれがあります。

商品先物取引のリスクについての詳細はこちら

商品先物取引の手数料につきまして

商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり、プレミアムオンライン取引においては最低取引単位(1枚)当たり片道最高1,980円(税込)セルフコースにおいては345円(税込)です。

商号等:北辰物産株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第3184号、商品先物取引業者 農林水産省指令4新食第2087号、経済産業省20221128商第9号、加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本投資顧問業協会