商品先物取引におけるリスクの対処方法について

ご周知のとおり、商品先物取引はハイリスク・ハイリターンの取引です。
投下資金に対して大きな利益が得られる半面、大きな損失を被る可能性があり、場合によっては預託した証拠金額を上回る損失が発生することもあります。

下記の項目では、相場が思惑とは反対方向に動いた際の対処方法について解説致します。

  • 尚、本ページで紹介する取引手法については、ほんの一例となりますので、お取引の際のご判断につきましては、お客様ご自身で行って頂きますようお願い申し上げます。

建玉の決済

(1)損切り

当初の相場観とは逆に相場が動いた場合、先行きの相場見通しを読み違えたと割り切り、損失覚悟の決済を行なって事態がこれ以上悪くなることを防ぐのが目的です。
売買損金を清算しても、資金が残っていれば次のチャンスを伺うことができます。
実際に建玉を保有していて、自分の相場観と逆方向に相場が動いた場合、「一時的な動きだろう」と判断し、そのまま保有していて更に損失が拡大することもありえます。
従いまして、予め許容できる損失の範囲を決めて、取引に臨むことも必要となってきます。

■ 全建玉の決済(損切り)

全建玉の決済(損切り

(2)建玉縮小

建玉を一部分だけ決済して、取引数量を縮小することでリスクを軽減させるという考え方です。
相場が思惑通り動いた場合に、当初の建玉を一部決済して利益を確定し、さらに相場が思惑通り動いたらまた建玉を一部決済して利益を出す、という方法を繰り返すことによって、当初のリスクが建玉を減少させることで軽減していくことになります。
また、相場が外れた場合でも建玉を一部損切りし、建玉を減らすことでリスクを軽減することもできます。

■ 建玉の縮小(部分決済)

建玉の縮小(部分決済)

入金

保有している建玉の値洗いが悪化した場合、担保の減少を補うために入金して建玉を維持し、相場の反転を待つことも1つの手段です。
この場合、相場が反転し値洗い状況が好転すれば、余剰資金として返還したり、建玉に利用することも可能となります。但し、思惑が外れて値洗いが一段と悪化した場合には、更に追加資金の預託が必要となる事もあります。

従いまして、相場の反転を期待し一先ず入金して建玉を維持するのか、損は損として見切りをつけて決済すべきかについては、値洗い状況が悪化した時、または証拠金不足が発生した時に、それを判断する1つの良い機会だと言えます。

投資運用予定額(投資可能資金額)に関しては、生活に支障がない余裕資金の範囲内で、設定して頂く必要があります。

■ 値洗い損発生による入金

値洗い損発生による入金

難平(ナンピン)

例えば、買建玉をしたのち値段が下がった場合に、更に買建玉を増やすことにより買いの平均値段を引き下げる、もしくは売建玉をしたのち値段が上がった場合に、更に売建玉を増やすことにより売りの平均値段を上げる取引方法を言います。
ただし、「難平」を行った後に思惑どおり相場が反転せず、更に思惑とは逆方向に相場が動いた時には、当初より損失が大きくなるので、しっかりとした相場観と的確な判断が必要です。

■ 難平イメージ(例:金を1枚毎難平)

難平イメージ(例:金を1枚毎難平)

両建

同一商品・同一限月で売建玉と買建玉を同時期に保有することを言います。
例えば、建玉の値洗いが悪化しても直ぐに決済せずに、反対の建玉をすることによって一時的に相場変動による損失の拡大を防いでおき、その後、適当なタイミングで一方を決済し、残った建玉で利益を得ようとすること、または、損失を減少させること等を目的とする取引方法を言います。

■ 両建イメージ

両建イメージ

【注意事項】

同一商品・同一限月の売建玉と買建玉を同一枚数、若しくは異なる枚数を保有すること、又は同一商品で異なる限月の売建玉と買建玉を同一枚数、若しくは異なる枚数を保有することは価格変動リスクが固定又は限定される売買手法となります。その一方で、売りと買い双方の建玉に手数料等がかかるなど経済的合理性に欠ける面もあり、いつポジションを解消するかの判断が難しいため、リスクを十分にご理解いただいた上で、お客様ご自身の判断で行っていただきますようお願い致します。
当社では、上記取引を推奨するものではありません。

  • お取引の際は、相場状況に十分にご注意頂き、ゆとりを持ってお取引頂きますようお願い申し上げます。

商品先物取引にかかる重要事項

2022年6月27日現在

商品先物取引の委託者証拠金とレバレッジにつきまして

商品先物取引は委託に際して委託者証拠金の預託が必要になります。最初に預託する委託者証拠金の額は商品により異なりますが、最低取引単位(1枚)当たり片建証拠金(プライス・スキャンレンジ)の額は最高1,367,000円(オプション取引は除く)です。但し、実際の取引金額は片建証拠金(プライス・スキャンレンジ)の額のおおよそ3倍から40倍程度(オプション取引は除く)という著しく大きな額になります。また、委託者証拠金は、その後の相場変動により追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。その額は、商品や相場の変動によって異なります。
※弊社ホームページ等に記載されている商品先物取引とは、商品関連市場デリバティブ取引及び商品デリバティブ取引を総称して表記しており、各取引毎に関係法令及び諸規則等に基づく運用及び管理を行っております。

商品先物取引のリスクにつきまして

商品先物取引は、商品先物市場の価格変動、為替相場や株式市場等が予測に反して推移した場合は、損失が生ずる可能性があり、価格変動の幅が小さくても総取引金額では大きな額の変動となる為、その変動の幅によっては損失が預託した証拠金を上回るおそれがあります。

商品先物取引のリスクについての詳細はこちら

商品先物取引の手数料につきまして

商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり、プレミアムオンライン取引においては最低取引単位(1枚)当たり片道最高1,980円(税込)セルフコースにおいては345円(税込)です。

商号等:北辰物産株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第3184号、商品先物取引業者経済産業省20161108商第10号、農林水産省指令28食産第3988号、加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本投資顧問業協会