CBについて
即時約定可能値幅(DCB)
価格の連続性を維持し、急激な価格変動を防止するため、即時約定可能値幅が採用されております。
即時約定可能値幅(DCB)の概要
- 即時約定可能値幅外で注文が対当した場合、30秒間、立会が一時中断(DCB:Dynamic Circuit Breaker)されます。
- DCB中は注文受付を行い、板合わせから再開いたします。
- 即時約定可能値幅は基準値段を基に設定されます。
※基準値段は原則として直近約定値段です。
【注意事項】
- 寄付板合わせ時(日中立会、夜間立会とも)には即時約定可能値幅は設定されません。
- 引板合わせ時(日中立会、夜間立会とも)には即時約定可能値幅内で注文が対当した場合に約定が成立します。
- DCB後の板合わせ時には即時約定可能値幅内で注文が対当した場合に約定が成立します。
- サーキットブレーカー後の板合わせ時には即時約定可能値幅は設定されません。
- FoKではDCBは発動しません。
- 即時約定可能値幅は定期的に見直しされます。
即時約定可能値幅の例
前提
- 金 X年Y月の直近約定値段を、4,450円とします。
- DCB幅を40円とします。
- 市場に受付中の注文は下記の通りとします。
買 4,455円 5枚
買 4,420円 10枚
買 4,400円 20枚
4,400円の売の指値注文(FaS)50枚を発注する。
DCBが発動すると、30秒間取引中断
サーキットブレーカー(SCB)制度について
大阪取引所のサーキットブレーカー制度
大阪取引所(OSE)の貴金属市場においては、サーキットブレーカー制度を導入し、発動条件(※)に合致した場合、立会を一時中断し、サーキットブレーカー幅を拡大する運用となります。なお、ゴム市場及び農産物市場は、サーキットブレーカー制度を適用しません。
※適用しているサーキットブレーカー幅(制限値段)の上限(下限)値段に買(売)注文が提示され(約定を含みます。)、その後、1分間に当該値段からサーキットブレーカー幅の10%の範囲外の値段で取引が成立しない場合、取引を一時中断し、サーキットブレーカー幅を拡大します。
商品名 | SCB幅 |
---|---|
金標準 | 400円→600円→800円 (拡大時にSCB発動) |
金ミニ | |
金限日 | |
銀 | 10.0円→20.0円→30.0円 (拡大時にSCB発動) |
白金標準 | 400円→600円→800円 (拡大時にSCB発動) |
白金ミニ | |
白金限日 | |
パラジウム | 300円→450円→600円 (拡大時にSCB発動) |
東京商品取引所のサーキットブレーカー制度
SCB 幅を拡大する場合の基準
発動基準 (トリガー条件 及び拡大幅)
プラッツドバイ原油の各限月の帳入値段のうち、一つの限月でも、現在適用している価格帯より高い価格帯の範囲内となったときには、プラッツドバイ原油、バージガソリン及びバージ灯油の全限月のSCB 幅を現在適用中のSCB 幅から1つ上のSCB 幅に拡大されます。
発動基準(トリガー条件)に合致しSCB 幅を拡大した場合における次の測定の開始時期については、発動基準(トリガー条件)に合致した計算区域の翌計算区域から計測を開始されます。
※プラッツドバイ原油価格と現物価格が乖離した場合、臨時でSCB幅を拡大する場合がございます。
SCB幅拡大のタイミング
トリガー条件となった帳入値段が属する計算区域の2営業日後の夜間立会から拡大されます。
SCB 幅を縮小する場合の基準
発動基準(トリガー条件) 及び縮小幅
プラッツドバイ原油の全限月の帳入値段が5営業日連続して、現在適用している価格帯より低い価格帯の範囲内となったときには、プラッツドバイ原油、バージガソリン及びバージ灯油の全限月のSCB 幅を現在適用中のSCB 幅から1つ下の価格帯に対応するSCB 幅に縮小されます。
発動基準(トリガー条件)に合致しSCB 幅を縮小した場合における次の測定の開始時期については、発動基準(トリガー条件)に合致した計算区域の翌計算区域から計測を開始されます。
※プラッツドバイ原油価格と現物価格が乖離した場合、臨時でSCB幅を縮小する場合がございます。
SCB 縮小のタイミング
トリガー条件となった帳入値段が属する計算区域の2営業日後の夜間立会から縮小されます。
プラッツドバイ原油・バージガソリン・バージ灯油のSCB幅
原油の帳入値段の価格帯により決定します。
原油の帳入値段 | SCB幅 |
---|---|
20,000円未満 | 8,000円 |
20,000円以上 〜 30,000円未満 | 12,000円 |
30,000円以上 〜 40,000円未満 | 16,000円 |
40,000円以上 〜 50,000円未満 | 20,000円 |
50,000円以上 〜 60,000円未満 | 24,000円 |
60,000円以上 〜 70,000円未満 | 28,000円 |
70,000円以上 〜 80,000円未満 | 32,000円 |
80,000円以上 〜 90,000円未満 | 36,000円 |
90,000円以上 〜 100,000円未満 | 40,000円 |
※以後、価格帯が10,000円増すごとにSCB幅は+4,000円。 |
※中京石油市場は対象外です。
商品先物取引にかかる重要事項
2021年4月12日現在
商品先物取引の委託者証拠金とレバレッジにつきまして
商品先物取引は委託に際して委託者証拠金の預託が必要になります。最初に預託する委託者証拠金の額は商品により異なりますが、最低取引単位(1枚)当たり片建証拠金(プライス・スキャンレンジ)の額は最高377,000円(オプション取引は除く)です。但し、実際の取引金額は片建証拠金(プライス・スキャンレンジ)の額のおおよそ3倍から40倍程度(オプション取引は除く)という著しく大きな額になります。また、委託者証拠金は、その後の相場変動により追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。その額は、商品や相場の変動によって異なります。 ※弊社ホームページ等に記載されている商品先物取引とは、商品関連市場デリバティブ取引及び商品デリバティブ取引を総称して表記しており、各取引毎に関係法令及び諸規則等に基づく運用及び管理を行っております。
商品先物取引のリスクにつきまして
商品先物取引は、商品先物市場の価格変動、為替相場や株式市場等が予測に反して推移した場合は、損失が生ずる可能性があり、価格変動の幅が小さくても総取引金額では大きな額の変動となる為、その変動の幅によっては損失が預託した証拠金を上回るおそれがあります。
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商品先物取引の手数料につきまして
商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり、プレミアムオンライン取引においては最低取引単位(1枚)当たり片道最高1,980円(税込)セルフコースにおいては345円(税込)です。
商号等:北辰物産株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第3184号、商品先物取引業者経済産業省20161108商第10号、農林水産省指令28食産第3988号、加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本投資顧問業協会