オプション取引用語集(は行)
は
- バーティカル・スプレッド
-
異なる権利行使価格、同じ限月の組み合わせのスプレッド。
[関連用語] スプレッド
- バタフライ
-
ある原資産に対するオプションを買い(売り)、それよりもアウト・オブ・ザ・マネーのオプションを2倍数売り(買い)、さらにアウト・オブ・ザ・マネーのオプションを、最初に買ったのと同枚数買う(売る)スプレッド。
[関連用語] スプレッド
- バニラ・オプション
-
エキゾチック・オプションでない通常のオプションのことで、単にオプションとだけ言う場合はバニラ・オプションのことを指す。
[関連用語] エキゾチック・オプション
- 反対売買
-
オプション取引の決済方法の一つ。取引最終日までに、購入したオプションを転売、または売却したオプションを買い戻すこと。
[関連用語] 取引最終日
ひ
- ヒストリカル・ボラティリティ
-
オプションの原資産価格の、過去の価格変動率から計算される値。ヒストリカル・ボラティリティと、他の要素(原資産価格、権利行使価格、権利行使日までの日数など)を元に、プレミアムの理論値を算出することができる。
[関連用語] インプライド・ボラティリティ、ボラティリティ
- ピン・リスク
-
オプションの売り手が、権利行使日または権利行使日に近づいた時、権利行使の割り当てを受けるのか否かわからない、知ることができないリスクのこと。
[関連用語] 割り当て
ふ
- プット・オプション
-
ある物原資産を売る権利。プット・オプションの買い手は、権利行使価格で原資産を売る権利を持つが、これは必ず売らなくててはならないという義務ではない。一方、プット・オプションの売り手は、買い手の権利行使に応じて原資産を引き取る義務がある。
[関連用語] コール・オプション
- ブラック-ショールズモデル
-
1973年にFisher BlackとMyron Scholesが考案したオプション・プレミアムの計算モデル。現在でもプレミアムの理論値を算出する際に、広く活用されている。
[関連用語] プレミアム
- プレミアム
-
オプションの価格のこと。本質的価値と時間的価値によって値が変動する。
[関連用語] 時間的価値、本質的価値
へ
- ベガ
-
IVが動いたときに、オプション価格がどれだけ変化するかを測る指標。
[関連用語] ギリシャ指標、ガンマ、デルタ、セータ
ほ
-
ボラティリティ
-
価格の変動性を数値で表したもので、原資産価格の過去の価格変動をもとに算出するヒストリカル・ボラティリティと、オプションのプレミアムから逆算するインプライド・ボラティリティの2種類が用いられる。
[関連用語] インプライド・ボラティリティ、ヒストリカル・ボラティリティ
- 本質的価値
-
原資産価格からコール・オプションの権利行使価格を差し引いた額、またはプット・オプションの権利行使価格から原資産価格を差し引いた額のこと。本質的価値を持つオプションのことを、イン・ザ・マネーのオプションという。
[関連用語] イン・ザ・マネー、時間的価値