オプション取引のヘッジについて
オプション取引を取り入れることで、先物取引のヘッジをすることができます。以下でその一例をご紹介します。
先物売りとコール買いによるヘッジ
先物取引の売り玉を持っているが、価格が上がりそう。
しかし、長期的には下がると思うので、まだ手放したくない。
そこで値上がりしてしまったときのリスクを軽減させるため、コールを買い付けた。
金価格 | 先物損益 | コール損益 | 計 |
---|---|---|---|
4700 | -400 | 270 | -130 |
4600 | -300 | 170 | -130 |
4500 | -200 | 70 | -130 |
4400 | -100 | -30 | -130 |
4300 | 0 | -30 | -30 |
4200 | 100 | -30 | 70 |
4100 | 200 | -30 | 170 |
4000 | 300 | -30 | 270 |
3900 | 400 | -30 | 370 |
先物の売り玉のみを持っていたときに比べ、値下がり時の利益はプレミアム分少なくなりますが、値上がり時の損失を限定することができました。
カバードコール
先物取引の買い玉を保有している。
この先4300円までは上がりそうだが、それ以上は上がることがないと予想し、4300円コールを売り付けることで金ミニ先物の買い玉にコールのプレミアム分の利益をプラスする。
金価格 | 先物損益 | コール損益 | 計 |
---|---|---|---|
4600 | 400 | -270 | 130 |
4500 | 300 | -170 | 130 |
4400 | 200 | -70 | 130 |
4300 | 100 | 30 | 130 |
4200 | 0 | 30 | 30 |
4100 | -100 | 30 | -70 |
4000 | -200 | 30 | -170 |
3900 | -300 | 30 | -270 |
3800 | -400 | 30 | -370 |
商品先物取引にかかる重要事項
2021年4月12日現在
商品先物取引の委託者証拠金とレバレッジにつきまして
商品先物取引は委託に際して委託者証拠金の預託が必要になります。最初に預託する委託者証拠金の額は商品により異なりますが、最低取引単位(1枚)当たり片建証拠金(プライス・スキャンレンジ)の額は最高377,000円(オプション取引は除く)です。但し、実際の取引金額は片建証拠金(プライス・スキャンレンジ)の額のおおよそ3倍から40倍程度(オプション取引は除く)という著しく大きな額になります。また、委託者証拠金は、その後の相場変動により追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。その額は、商品や相場の変動によって異なります。 ※弊社ホームページ等に記載されている商品先物取引とは、商品関連市場デリバティブ取引及び商品デリバティブ取引を総称して表記しており、各取引毎に関係法令及び諸規則等に基づく運用及び管理を行っております。
商品先物取引のリスクにつきまして
商品先物取引は、商品先物市場の価格変動、為替相場や株式市場等が予測に反して推移した場合は、損失が生ずる可能性があり、価格変動の幅が小さくても総取引金額では大きな額の変動となる為、その変動の幅によっては損失が預託した証拠金を上回るおそれがあります。
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商品先物取引の手数料につきまして
商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり、プレミアムオンライン取引においては最低取引単位(1枚)当たり片道最高1,980円(税込)セルフコースにおいては345円(税込)です。
商号等:北辰物産株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第3184号、商品先物取引業者経済産業省20161108商第10号、農林水産省指令28食産第3988号、加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本投資顧問業協会