値洗益の取扱い

値洗益の取扱いについて

弊社の証拠金制度では、値洗益での建玉が可能です。
お持ちの建玉において値洗益が発生した場合、その値洗益を利用して新たな建玉が可能となります。

また、前営業日で口座に不足金が発生した場合、建玉の値洗いが改善しても、不足金が解消されるまで新規注文を発注することは出来ません。
尚、不足請求金額につきましては、前営業日大引け時の値洗いを適用するため、立会中の値洗いの変動によって解消することはございません。

  • 弊社では倉荷証券をお預かりした場合は、お客様の口座に現金証拠金があっても、TOCOM及びODEX上場商品(エネルギー、中京石油、堂島貴金属、堂島コメ平均)をお取引することができませんのでご注意下さい。(OSE商品限定)

  • 預り証拠金:300,000円
  • 建玉:金2枚 (片建証拠金を144,000円/枚と仮定します。)
  • 値洗い:200,000円
項目 金額 備考
(A) 預り証拠金 300,000円 お客様からお預かりしたご資金(現金又は有価証券)に売買差損益金を加減算した額
(B) 値洗益 200,000円 リアルタイムで計算します。
(A) + (B) = (C)
(C) 受入証拠金の総額
500,000円 お客様が預託した証拠金の総額に、売買差損益金及び値洗損益金通算額を加減した額を「受入証拠金の総額」といいます。
(D) 委託者証拠金 288,000円 144,000円×2枚
(C) - (D) = (E)
(E) 注文可能金額
212,000円 弊社が定めた委託者証拠金では、値洗損益が加減算されますので、この場合の注文可能額は212,000円となります。

上記のように値洗益が注文可能金額に加算されるため、さらに金を1枚の建玉が可能です。
(当初保有していた建玉を合わせると、合計3枚の建玉が可能です。)

上記のように値洗益が注文可能金額に加算されるため、さらに金を1枚の建玉が可能です。

値洗益の取扱のご注意

値洗益については、建玉に利用することは可能ですが、出金することはできませんのでご了承ください。

値洗損が発生した場合

値洗損等により大引け時点で証拠金不足が発生した場合、建玉を処分しないで取引を継続するためには、不足額以上を追加預託する必要があります。(詳細については「不足金の対応」の項目をご参照下さい。)

  1. 委託者証拠金について
  2. 委託者証拠金計算例
  3. 商品グループの割引について
  4. 値洗損益の取扱について
  5. 不足金の対応について

商品先物取引にかかる重要事項

商品先物取引の委託者証拠金とレバレッジにつきまして

商品先物取引は委託に際して委託者証拠金の預託が必要となり、最初に預託する委託者証拠金の額は商品により異なります。最低取引単位(1枚)当たり片建証拠金の額は、株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)が算出したVaRパラメータに基づき弊社が定めた額です。商品先物取引の取引金額(商品価格×倍率)に対する委託者証拠金の割合は常に一定ではなく、実際の取引金額は委託者証拠金の十数倍から数十倍(オプション取引を除く)という著しく大きな額になります。

最新の証拠金額はこちら

また、委託者証拠金は、その後の相場変動により追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。その額は、商品や相場の変動によって異なります。

  • 弊社ホームページ等に記載されている商品先物取引とは、商品関連市場デリバティブ取引及び商品デリバティブ取引を総称して表記しており、各売買取引に対し関係法令及び諸規則等に基づく運用及び管理を行っております。

商品先物取引のリスクにつきまして

商品先物取引は、商品先物市場の価格変動、為替相場や株式市場等が予測に反して推移した場合は、損失が生ずる可能性があり、価格変動の幅が小さくても総取引金額では大きな額の変動となる為、その変動の幅によっては損失が預託した証拠金を上回るおそれがあります。

商品先物取引のリスクについての詳細はこちら

商品先物取引の手数料につきまして

商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり、プレミアムオンライン取引においては最低取引単位(1枚)当たり片道最高1,980円(税込)セルフコースにおいては345円(税込)です。

商号等:北辰物産株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第3184号、商品先物取引業者 農林水産省指令4新食第2087号、経済産業省20221128商第9号、加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本投資顧問業協会