委託者証拠金計算例

委託者証拠金計算例

ここでは弊社が定めた委託者証拠金計算例を紹介致します。

当ページでは、弊社の委託者証拠金計算例を紹介するにあたり、それぞれのパラメータを下記の表の通り仮設定しております。

  • 下記の表及び当ページの計算例で使用している片建証拠金額及び限月間のスプレッド割増額は、2023年10月23日時点のパラメータを採用しています。

■ パラメータの仮設定:2023年10月23日現在

商品名 片建証拠金額 限月間のスプレッド割増額
金標準 204,000円 6,000円
白金標準 90,000円 8,500円
金ミニ 20,400円 600円
白金ミニ 18,000円 1,700円

例1:保有している建玉が片建玉の場合

例題

金標準4月限を、5枚買い建玉の場合

例_1:保有している建玉が片建玉の場合

概要

片建玉の場合、委託者証拠金の計算は、片建証拠金額(パラメータ参照)に取引枚数を乗じた額となります。また、弊社が定めた委託者証拠金につきましては、基本証拠金のみとなります。

計算式

【委託者証拠金=基本証拠金】(片建証拠金額)204,000円×5枚=1,020,000円

例2:同一商品・同一限月で【売り】と【買い】を同枚数保有した場合

例題

金標準4月限を、5枚売り・5枚買いの場合

例_2:同一商品・同一限月で【売り】と【買い】を同枚数保有した場合

概要

同一商品・同一商品グループ内に「売り」と「買い」双方の建玉を保有している場合、弊社では両建証拠金として5枚の片建玉分の証拠金を預託していただきます。

計算式

【基本証拠金】
(片建証拠金額)204,000円×0枚=0円
(基本証拠金合計)⇒0円

【両建証拠金】204,000円×5枚=1,020,000円

【委託者証拠金】0円+1,020,000円=1,020,000円

例3:同一商品・異限月で【売り】と【買い】を同枚数保有した場合

例題

金標準4月限を、5枚売り
金標準2月限を、5枚買いの場合

例_3:同一商品・異限月で【売り】と【買い】を同枚数保有した場合

概要

5枚分の限月間のスプレッド割増額と、両建証拠金として5枚の片建玉分の証拠金を預託していただきます。

計算式

【基本証拠金】
(片建証拠金額)204,000円×0枚=0円
(限月間のスプレッド割増額)6,000円×5枚=30,000円
(基本証拠金合計)0円+30,000円=30,000円

【両建証拠金】204,000円×5枚=1,020,000円

【委託者証拠金】30,000円+1,020,000円=1,050,000円

■ ご注意

同一商品・同一限月の売建玉と買建玉を同一枚数、若しくは異なる枚数を保有すること、又は同一商品で異なる限月の売建玉と買建玉を同一枚数、若しくは異なる枚数を保有することは価格変動リスクが固定又は限定される売買手法となります。その一方で、売りと買い双方の建玉に手数料が掛かるなど経済的合理性に欠ける面もあり、いつポジションを解消するかの判断が難しいため、リスク等を十分にご理解いただいた上で、お客様ご自身の判断で行っていただきますようお願い致します。
当社では、上記取引を推奨するものではありません。

この他にも様々なケースが考えられますが、実際の委託者証拠金の計算方法は、お客様の保有されている建玉全体から生じるリスクに応じて証拠金が計算されております。その詳細な計算内容につきましては公開しておりませんので、お手数ではございますが、取引ツール「D-station」または「Presto」のシミュレーション画面よりご確認いただくか、D-stationサポートセンターへお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

  1. 委託者証拠金について
  2. 委託者証拠金計算例
  3. 商品グループの割引について
  4. 値洗損益の取扱について
  5. 不足金の対応について

商品先物取引にかかる重要事項

商品先物取引の委託者証拠金とレバレッジにつきまして

商品先物取引は委託に際して委託者証拠金の預託が必要となり、最初に預託する委託者証拠金の額は商品により異なります。最低取引単位(1枚)当たり片建証拠金の額は、株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)が算出したVaRパラメータに基づき弊社が定めた額です。商品先物取引の取引金額(商品価格×倍率)に対する委託者証拠金の割合は常に一定ではなく、実際の取引金額は委託者証拠金の十数倍から数十倍(オプション取引を除く)という著しく大きな額になります。

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また、委託者証拠金は、その後の相場変動により追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。その額は、商品や相場の変動によって異なります。

  • 弊社ホームページ等に記載されている商品先物取引とは、商品関連市場デリバティブ取引及び商品デリバティブ取引を総称して表記しており、各売買取引に対し関係法令及び諸規則等に基づく運用及び管理を行っております。

商品先物取引のリスクにつきまして

商品先物取引は、商品先物市場の価格変動、為替相場や株式市場等が予測に反して推移した場合は、損失が生ずる可能性があり、価格変動の幅が小さくても総取引金額では大きな額の変動となる為、その変動の幅によっては損失が預託した証拠金を上回るおそれがあります。

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商品先物取引の手数料につきまして

商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり、プレミアムオンライン取引においては最低取引単位(1枚)当たり片道最高1,980円(税込)セルフコースにおいては345円(税込)です。

商号等:北辰物産株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第3184号、商品先物取引業者 農林水産省指令4新食第2087号、経済産業省20221128商第9号、加入協会:日本証券業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本投資顧問業協会