〜 2021年8月4日更新 〜

2021年9月21日より日本取引所グループにおきまして、新デリバティブ売買システム「J-GATE3.0」が稼働いたしますが、これに合わせて大阪取引所で新たな商品ラインアップとして「CME原油等指数先物」が上場されます。

【大阪取引所でWTI原油関連指数が取引できる!】

原油は、コモディティの中でも高い変動率を有する大型国際商品として、世界経済や金融市場の中で重要な役割を占めております。現在、東京商品取引所ではプラッツドバイ原油、バージガソリン、バージ灯油などが上場されており、投資機会の提供や日本やアジア諸国で輸入される原油・石油製品のベンチマークとして重要な役割を担っております。一方、WTI原油は世界最大規模の原油先物市場であるニューヨークマーカンタイル取引所(以下、NYMEXという)に上場されており、そこで決められる価格は世界の原油市場にとどまらず株価などにも影響を及ぼす事があるため、投資家からの注目度が高い商品です。

この様な投資家ニーズの国際化、多様化に対応するため、この度大阪取引所では、WTI原油との相関性の高いNYMEXに上場している3つのエネルギー先物(WTI先物(原油)、RBOB先物(ガソリン)、ULSD先物(ヒーティングオイル))から構成される指数である「CME原油等指数」を対象とする先物取引を導入することになりましたのでお知らせいたします。

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CME原油等指数とは?

CME原油等指数とは、CMEグループ(※1)のNYMEXで取引されているWTI原油(※2)、RBOBガソリン(※3)、ULSDヒーティングオイル(※4)の原油・石油製品3銘柄を構成銘柄とし、CMEグループが算出・公表する指数です。構成比率は年に1度見直されます。

  1. CMEグループとは、Chicago Mercantile Exchange(シカゴ・マーカンタイル取引所)グループの略称で、CME、CBOT(シカゴ商品取引所)、NYMEX、COMEX(ニューヨーク商品取引所)の4つの主要取引所で構成されています。
  2. WTI原油とは、West Texas Intermediateの略で、アメリカ合衆国南部のテキサス州とニューメキシコ州を中心に産出される原油の総称です。NYMEX にて1983年から上場されており、世界最大の先物取引量によって、世界の原油価格の指標油種としての地位を築いています。
  3. RBOBガソリンとは、reformulated gasoline blendstock for oxygen blending gasolineの略で、NYMEXで取引されている含酸素改質ガソリン基材のことです。
  4. ULSDヒーティングオイルとは、Ultra-low-sulfur dieselの略で、NYMEXで取引されている暖房油のことです。

CME原油等指数先物の特徴

【WTI原油との相関性が高い!】

CME原油等指数先物の最大の特徴としては、WTI先物価格との相関性が高いことが挙げられます。

世界の原油価格の指標油種としての地位を築いているWTI原油先物が主要な構成要素となっており、同先物と近い値動きとなっています。2018年初から2021年3月末までのWTI先物価格とCME原油等指数の値動きの相関係数は約0.98と非常に相関性が高い値動きとなっていることがわかります。

画像提供元:株式会社大阪取引所

【為替に左右されずに取引できるのが魅力!】

仮に、ドル建てなど現地通貨建てで原油を買った場合、原油価格が上昇してもドル円相場が下落すれば、為替差損の他、為替手数料により利益が相殺されてしまう事があります。
このため、ドル建ての商品のお取引を行うにあたっては原油相場の動向のほか、為替(ドル円相場)の動向も注視しなければなりません。

一方、今回新規上場される「CME原油等指数先物」は円建ての商品になりますので、為替(ドル円相場)の動向を気にすることなく、同指数の動きが直接的な損益に繋がります。
この様に、WTI原油先物と極めて高い相関性をもった円建てのCME原油先物は、為替(ドル円相場)の動向に左右されずに取引できるのが大きな魅力です。

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CME原油等指数先物の算出方法

CME原油等指数の算出は、ロールオーバー期間を除き、直近限月の対象の先物の清算値段に基づいた以下の式で計算されます。

※加重平均価格=Σ(「米ドル/バレル」に換算した各銘柄の清算値段×各銘柄のウエイト)
算出方法についての詳細は日本取引所グループホームページの「CME原油等指数先物」をご参照ください。

『CME原油等指数先物』の取引例

●仮に10枚でお取引した場合のシミュレーション
CME原油等指数先物取引は、最低取引単位が1枚「CME原油等指数×10,000倍」のお取引となります。10枚の場合「CME原油等指数×100,000倍」でのお取引となります。

  1枚 10枚
取引単位 CME原油等指数×10,000倍
(取引数量)
CME原油等指数×100,000倍
(取引数量)
手数料 往復690円(税込) 往復6,900円(税込)

※手数料はセルフコースのオーバーナイト手数料です。

「買いスタート編」

値上がりを予想して、160.00ポイントで10枚買建て。その後、170.00ポイントで10枚売仕切した場合の損益は?

取引例(買いスタート編)

「売りスタート編」

値下がりを予想して、160.00ポイントで10枚売建て。その後、150.00ポイントで10枚買仕切した場合の損益は?

取引例(売りスタート編)

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CME原油等指数先物取引 取引概要

商品 CME原油等指数先物
取引の種類 現金決済先物取引
取引の対象 CME原油等指数
構成要素:NYMEX WTI原油先物、NYMEX RBOBガソリン先物、NYMEX NY Harbor ULSDヒーティングオイル先物 (構成要素の比率は1年に1度見直されます)
取引開始日 2021年9月21日(火)
立会時間

<日中立会>
寄付板合わせ:8:45
ザラバ取引:8:45 〜 15:10
引板合わせ:15:15

<夜間立会>
寄付板合わせ:16:30
ザラバ取引:16:30 〜 翌5:55
引板合わせ:翌6:00

限月 新甫発会日の属する月から起算した6月以内の各月(6限月制)
当月限取引最終日 各限月の第一営業日(米国における当該日がCME原油等指数が算出されない日に当たる場合は、順次繰り下げ)
取引単位 CME原油等指数×10,000倍
呼値の単位 0.05ポイント(1取引単位当たり500円)
値幅制限

1.呼値の制限値幅:基準値段を中心に制限値幅算定基準値に以下の値を乗じて得た値幅

通常制限値幅 10%
第一次拡大制限値幅 20%
第二次拡大制限値幅 30%

※制限値幅は、サーキット・ブレーカーの発動状況に応じて2段階まで拡大(該当方向のみ)
※ただし、市況等を勘案し、呼値の制限値幅を臨時で見直されることがあります。

2.即時約定可能値幅:直近の最良気配の仲値または直近約定値段を中心に上下1%
※ただし、寄付板合わせの即時約定可能値幅は3%、引け板合わせの即時約定可能値幅は1.5%となります。

サーキット・ブレーカー 中心限月取引において、制限値幅上限(下限)の値段で約定又は買(売)気配提示された場合、全限月取引の取引を10分間以上中断
清算値段 15:00から日中立会終了時までの最終約定数値等
※必要な場合は、上記に関わらず株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)が適当と認める数値に修正
最終清算値段 取引最終日の終了する日の米国における該当日に算出される指数値
※ただし、当該指数が負の値の場合には最小の呼値の単位の正の値に修正
建玉数量制限 なし
証拠金 SPAN証拠金が適用されます
決済方法 1.売仕切または買仕切
2.最終決済(最終清算値段による決済)
売買手数料
(セルフ)
日計片道税込み148.5円 通常片道税込み345円
売買手数料
(プレミアム)
日計片道税込み990円 通常片道税込み1980円
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