プラッツドバイ原油、LNG先物等の中心限月について

マーケットメイク制度

日本取引所グループ(JPX)による新デリバティブ売買システム「J-GATE3.0」の稼働に伴い、2021年9月21日(火)よりプラッツドバイ原油がこれまでの6眼月制から15限月制に、ゴムRSS3、TSR20が6限月制から12限月制に変更されました。

これまで国内商品先物市場におきましては、一般的に取引量が最も多い限月が中心限月とされており、金標準取引など多くの銘柄では一番取引期限の長い限月(期先)が中心限月となっておりますが、上記3銘柄におきましてはマーケットメイク制度※が導入されている下記限月が中心限月となっております。

  • マーケットメイク制度
    大阪取引所及び東京商品取引所(以下「取引所」)では、取引の円滑な成立及び流動性の向上を図るため、取引所の定めるマーケットメイカーが継続的に売呼値及び買呼値を提示するマーケットメイク制度が導入されております。

マーケットメイク制度で指定されている対象限月

銘柄 対象限月
プラッツドバイ原油 第5限月及び第6限月
LNG(プラッツJKM) 第2限月
CME原油等指数 第1限月
ゴム(RSS3) 第5限月及び第6限月
ゴム(TSR20) 第3限月及び第4限月

この様な状況から、プラッツドバイ原油は6番限、ゴムRSS3は6番限、ゴムTSR20は4番限が中心限月として取引されております。
また、2021年9月21日よりCME原油等指数先物取引が、2022年4月4日よりLNG(プラッツJKM)先物取引が取引開始されましたが、CME原油等指数は一番取引期限の短い第1限月が、LNG(プラッツJKM)は第2限月が中心限月となっております。

セルフコースの手数料

実際のお取引にあたりましては、取引量が少なく流動性の低い限月でお取引された場合、中々思惑の値段で売買が成立しないなど流動性低下に伴う様々なリスクがありますので、できるだけ取引量が多く流動性の高い限月でお取引いただくことをお勧めいたします。

商品先物取引にかかる重要事項

商品先物取引の委託者証拠金とレバレッジにつきまして

商品先物取引は委託に際して委託者証拠金の預託が必要となり、最初に預託する委託者証拠金の額は商品により異なります。最低取引単位(1枚)当たり片建証拠金の額は、株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)が算出したVaRパラメータに基づき弊社が定めた額です。商品先物取引の取引金額(商品価格×倍率)に対する委託者証拠金の割合は常に一定ではなく、実際の取引金額は委託者証拠金の十数倍から数十倍(オプション取引を除く)という著しく大きな額になります。

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また、委託者証拠金は、その後の相場変動により追加の預託が必要になることがありますので注意が必要です。その額は、商品や相場の変動によって異なります。

  • 弊社ホームページ等に記載されている商品先物取引とは、商品関連市場デリバティブ取引及び商品デリバティブ取引を総称して表記しており、各売買取引に対し関係法令及び諸規則等に基づく運用及び管理を行っております。

商品先物取引のリスクにつきまして

商品先物取引は、商品先物市場の価格変動、為替相場や株式市場等が予測に反して推移した場合は、損失が生ずる可能性があり、価格変動の幅が小さくても総取引金額では大きな額の変動となる為、その変動の幅によっては損失が預託した証拠金を上回るおそれがあります。

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商品先物取引の手数料につきまして

商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品によって異なり、プレミアムオンライン取引においては最低取引単位(1枚)当たり片道最高1,980円(税込)セルフコースにおいては345円(税込)です。

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