商品先物オンライン取引 北辰物産株式会社

ねじれは解消するのか!?

更新日:2018年10月22日

口座開設はこちら

1

金と白金 高価なのはどっち?!

現在、金融マーケットに携わっている方や、宝飾品業界の方、最近貴金属のアクセサリー等を購入した方などは、直ぐに「金」が高いと答えるでしょう。
しかし、中には「白金」が高いと答える方もいらっしゃるのでは?

普段生活をしていると、クレジットカードや巷でよく目にする会員のランクなどでは、ゴールド(金)よりプラチナ(白金)の方が高く設定されているケースも多い事などから、感覚的にプラチナの方が高価と感じている方は多いのではないでしょうか。

確かに、歴史的には金より白金が長期に渡り、高値で取引されていた為、広く一般的なイメージの中に定着しているのは当然の事と思います。

ただ、「モノ」の価値というものを考えて比較した場合、どちらが高いかどうかは大勢の人たちが評価するものであって、絶対的な評価基準というものはありません。

例えば、道に転がっている石ころ。
普通であれば誰もそれに高いお金を出して買おうと思わないはずです。
しかし、それが仮に「月の石」だったら?
専門家やマニアにとっては、垂涎ものであり、場合によっては何億の値段が付くこともあります。
つまり、「モノ」の価値とは、その対象となるものに人気(需要)があれば、買われて価値が上がり、なければ価値が下がるといった事になります。

現在、金に比べて白金が安い状況が続いていますが、大手地金商の店頭では、毎日金だけではなく白金の価格も公表され売買されております。これは、白金にも資産価値があり、金や白金以外の貴金属に比べて需要(人気)が多いため取り扱われていると言えます。

今は金の方が白金に比べて人気があるので価格は高くなっていますが、今後白金に人気が戻れば希少性などから考えると、再び白金の価格の方が高くなる事は十分に考えられます。

2

「金と白金」異なる需給要因

プラチナ(白金)は、約20億年前に巨大な隕石が地球に衝突してプラチナ鉱床が出現したと言われております。紀元前1200年代の古代エジプトでは、既にプラチナ(白金)が装飾品として使われており、それ以降もこの希少な貴金属は人々を魅了し続けています。
一方、金は有史以前から貴重な金属として知られており、時の権力者からも権力・富の象徴として嗜好されていました。また近代から現代に於きましては、通貨としての側面も併せ持つ様になり、現在各国の中央銀行が金を保有するなど経済にとっても重要な役割を担っています。

供給面を見てみると、金の有史以来の生産量は約180,000トンで、年間の産出量は3,246.5トン(2017年度 トムソンロイターGFMS調べ)と希少価値の高い貴金属です。金の採掘は比較的容易であり、1910年からこれまでに、究極可採埋蔵量のうち75%ほどの金が産出したとされています。
一方、白金の有史以来の生産量は約5,100トンと金に比べても約35分の1と非常に少なく、年間の生産量も184.2トンと金に比べて約17分の1(2017年度 トムソンロイターGFMS調べ)となっており、1トンの原鉱石から僅か3g、細いリング1本分しか採れません。しかも、原鉱石から地金に精製されるまでの期間は、金が約1週間なのに対して白金はなんと8倍の約8週間を要します。僅かな量の白金を精製するために、膨大な手間と時間が掛かるのです。
白金はこの様な絶対的な供給量の少なさから、ちょっとした買い材料にも反応しやすく、特に強い買い材料が出た場合などは、供給量の多い商品に比べて、価格変動が大きくなる特徴があります。

需要面を見てみると、金は総需要の約73%を宝飾需要と投資需要で占め、工業用の需要は9%に過ぎません。一方、白金は総需要の68%が工業用需要で、中でも自動車の触媒需要が約42%を占めています。


ゴールド(金) プラチナ(白金)
地上在庫量 約180,000トン 約5,100トン
鉱山生産量 3,246.5トン 184.2トン
需要(主な用途別シェア) 宝飾品(50%)
投資用(23%)
工業用(9%)
工業用(68%)
内自動車(約42%)
宝飾品(28%)
主要生産国
国別生産量シェア
中国13.1%
オーストラリア9.1%
ロシア8.3%
米国7.1%
南アフリカ71.8%
ロシア11.9%
  • ※トムソン・ロイターGFMS社調べ 2017年度

この様に、金と白金は、同じ貴金属でありながら、異なる需給要因が存在します。
その中で、近年、金価格が白金価格を上回る動きが見られる様になった特筆すべき要因としては、2008年のリーマンショック以降、金、白金共に「通貨の側面」がより注目される様になったという点です。白金も通貨としての価値は認められていますが、リーマンショック以降、「安全資産」として世界的に「白金」よりも「金」に資金が集まりました。

一方、白金は通貨としての側面に於いては金程評価されず、更に、欧州、中国などの景気低迷により、最大の需要用途である工業用需要が大幅に減少したため、「モノ」としての価値も著しく損なわれてしまい買われなくなった事が、今回の金と白金の価格差の逆転に繋がったと考えられます。
更に2015年1月以降、金は世界的な通貨不安により、通貨としての価値が認められ買われた事で、金と白金の価格差が一段と広がる要因になったと考えられます。
2017年から今年の序盤までは、金は北朝鮮問題や中東情勢などのリスク要因などから買われ、白金は欧州でのディーゼル車の販売不振などから軟調な動きが続いた事もあって、金>白金の価格差推移が継続し現在に至っております。

金・白金月足チャート

3

「金>白金」の今後はどうなるのだろう?

2000年代に入ってから、金と白金の価格差の逆転現象が起きたのは今回が2回目。前回は、2011年8月に約18年ぶりに起こり、約1年8か月間続きました。今回の逆転は2015年1月に始まり、既に約3年9ヵ月も経過しております。2015年1月以降の逆転価格差を見てみると、終値ベースでの最大価格差は、2018年7月3日に1,526円差まで拡大しました。その後は、概ね1,300円台前半から1,400円台後半のレンジ内で往来を続けています。

GOLD

現在の金を取り巻く環境を見てみると、米中貿易問題の不透明感や中東情勢の緊張などから、安全資産としての買いが入っている事が伺われますが、一方で米国の利上げ姿勢の継続や、ドル高に上値を抑えられており、現状は1200ドル前後を固める値動きが続いております。

一方、白金は中国、欧州の景気鈍化などにより、依然として需要減少が続いており、長期的な価格の低迷から抜け出せずにおります。

この様に、現在の金の基調も決して強いと言える状況ではありませんが、金以上に白金の基調が極端に弱い事が、金>白金の価格差の長期化を引き起こしている要因と考えられます。特に、白金に根本的な需給改善がみられなければ、金価格が白金価格を上回る状態が、今後も続く可能性がありそうです。

今後の金、白金の動向を探るうえで重要な注目ポイントとしては、@米中貿易摩擦の問題など米国主導の通商問題、A中間選挙後の米政権の動向、B米国の金融政策(今後の利上げペース)、C欧州、中国の景気動向、D生産国の動向などがあげられます。

これらの要因により、リスク回避姿勢が高まり、更に景気悪化に繋がる様だと、現在の「金>白金」の価格差が更に拡大していく可能性が考えられます。
逆にリスク回避姿勢が弱まり、米国以外の国の景気が回復して行けば、現在の「金>白金」の価格差は縮小に向い、以前の「金<白金」の価格差帯へと戻る事も充分あり得るのではないでしょうか。


GOLDorPLAT

仮に、金価格が1g=4,500円、白金価格が1g=2,700円となり、価格差が1,800円であったと仮定します。1000万円の現金を購入に充てた場合、消費税抜きで金なら約2,222g、白金なら約3,703g買えます。さて、あなたならどちらを買うでしょうか?

購入代金が同額であっても、以前に比べて白金が金より多く買えるのなら、白金を選ぶ人が増えるかも知れません。
今後、現時点から更に金と白金の価格差が拡大した場合、この様な見方から白金に買いが集まり、金と白金の価格差は縮小に向かい、いずれは標準化する可能性があるのではないでしょうか。

4

金と白金の鞘取りの長期戦略が可能に

現在、東京商品取引所の貴金属市場には、金関連銘柄として金標準取引、金ミニ、ゴールドスポットが、また、白金関連銘柄としては白金標準取引、白金ミニ、プラチナスポットが上場されております。

この中でも特に、ゴールドスポットとプラチナスポットは、非常に小額な委託者証拠金の設定に加え、取引に期限が無い為、原則として永続的にポジションを保有することができます。


その為、従来の先物取引のように期限にとらわれて決済を迫られる必要がなく、金、白金の鞘取りも長期的なスパンで取り組むことが可能です。

現在、金と白金の価格差に過去最大級の開きが長期に渡り続いておりますが、過去の値動きから比較して白金に対して割高な金を売り、金に対して割安な白金を買う取引「鞘取り」は、投資戦略の幅を広げる事にも繋がります。これからの金、白金の価格差の変化は、大いに注目すべき状況にありそうです。

⇒ 金、白金鞘取りのページはこちら

⇒ ゴールドスポット・プラチナスポットの詳細はこちら

5

北辰物産なら商品間スプレッド割引で証拠金が割安に

それでは、実際に「ゴールドスポット」と「プラチナスポット」の鞘取りを行った場合、いくらのご資金が必要になるのかご存じでしょうか?
現在、弊社での通常委託者証拠金は、ゴールドスポットが1枚=10,200円、プラチナスポットが1枚=13,200円となっております。(平成29年3月16日〜31日適用分)この為、両銘柄を1枚ずつ同時に取引するとなると、10,200円+13,200円円で23,400円の証拠金が必要と考えるのが普通ではないでしょうか。

しかし、北辰物産では「商品間スプレッド割引」の減額制度を適用しています。各々の商品間の連動性が高く、お互いの変動リスクを軽減できる商品の建玉の組み合わせによっては、「商品間スプレッド割引」という、証拠金額の減額が適用される場合があります。

今回の様な「ゴールドスポット」と「プラチナスポット」で、1枚ずつ「売り」と「買い」双方の建玉の組み合わせであれば、必要証拠金は8,658円と通常の証拠金に比べ14,742円も安くお取引をすることが出来ます。(平成29年3月16日〜31日適用分

※この欄での説明は、ゴールドスポット=売り、プラチナスポット=買いとなっておりますが、両価格差が今後も広がると予想して、反対のゴールドスポット=買い、プラチナスポット=売りのポジションを持った場合でも、同じ割引が適用されます。関連性のある商品の場合、ポジションのどちらかを「買い」、どちらかを「売り」とする事で商品間スプレッド割引は適用されますが、どちらを持つかは、お客様ご自身の判断となります。

  • 例)
通常委託者証拠金 商品間スプレッド割引適用証拠金
ゴールドスポット 1枚 10,200 1枚売り(買い) 3,775
プラチナスポット 1枚 13,200円 1枚買い(売り) 4,884
証拠金合計 23,400 8,658

<お取引例>
@ゴールドスポットを10枚売建、プラチナスポットを10枚買建した場合の必要証拠金は?

ゴールドスポット=10枚売建  3,774円×10枚=37,740
プラチナスポット=10枚買建  4,884円×10枚=48,840

  • 証拠金合計 86,580

Aゴールドスポットを100枚売建、プラチナスポットを100枚買建した場合の必要証拠金は?

ゴールドスポット=100枚売建  3,774円×100枚=377,400
プラチナスポット=100枚買建  4,884円×100枚=488,400

  • 証拠金合計 865,800

※「商品間スプレッド割引」についてはコチラをご参照下さい。

※建玉後、別々に建玉を処分した場合、残った片方の建玉には通常の証拠金が適用され、証拠金が不足となる事がございますのでご注意ください。鞘取りは同時建玉、同時決済が基本となります。

※尚、上記の商品間スプレッド割引の例につきましては、最低の必要証拠金額を説明したものであり、実際のお取引に関しましては、ご資金に十分余裕を持ってお取引して頂く様、お願い申し上げます。

この様に、「ゴールドスポット」と「プラチナスポット」で鞘取りを狙う場合ですと、長期的な運用が可能になる他、商品間スプレッド割引をうまく活用する事によって、非常に資金効率の良いお取引が実現できるメリットがあります。

6

鞘取りに適した北辰物産の取引ツールを活用!

【Double注文】

北辰物産では、特殊注文として銘柄・限月を問わず、同時に2つの注文が発注可能なDouble注文(ダブル注文)をご用意しております。これにより、建玉一覧や注文状況画面で2つの注文がマーキングされますので、鞘取りでの建玉管理のしやすさも見逃せません。

※2つの注文を同時に発注いたしますが、約定については個々に行なわれます。

Double

7

価格差が拡大・縮小した場合の損益計算例

例)
『ゴールドスポット>プラチナスポット』の価格状況下で、−1200円の価格差でゴールドスポットに売り10枚・プラチナスポットに買い10枚を建玉して取引を開始。

そして、価格差が−1700円になるまで、100円拡がる毎に10枚ずつ追加で※難平していった場合。

※難平(なんぴん):損失を平均化するという意から転じて、買いの場合には安値になるに従って買い玉を増やして平均買い値段を引き下げ、売りの場合には高値になるに従って売り玉を増やし平均売り値段を引き上げる手法。

損益計算_拡大

損益計算_収束

損益計算_縮小

【ご注意】

・当コンテンツは、北辰物産株式会社が作成したものです。

・当コンテンツに記載した情報は、当社が信頼できると判断した情報源から入手しておりますが、その確実性を保証したものではありません。

・当該情報は作成時点のものであり、市場の環境やその他の状況によって予告なく変更、追加する場合がございます。

・当コンテンツの記載する内容は、将来の運用成果等を示唆、または保障するものではございません。実際の投資にあたっては、お客様ご自身の判断と責任において行って頂きます様、お願い致します。

・当コンテンツの無断記載・転用は固くお断り致します。

金についてもっとよく知りたい!

白金についてもっとよく知りたい!

口座開設はこちら